いじめ、幼児虐待、家庭内暴力、小児心身症、理由のない殺人、自殺、学級崩壊など・・・・。 耳を覆いたくなるような出来事が最近ではいっぱいです。 子供ばかりではなく、命にかけても守らなくてはならないはずの子供を手にかけてしまうような事件・・・・。
最近、心理療法で自分の幼少期にさかのぼって心を癒していく、という方法で現在の問題を解決していく という治療などもとられていて、大人や思春期の子どもたちの悩み・問題はもとをたどると、赤ちゃんの頃にたどり着くそうです。
そういった、赤ちゃんのころの体験や環境が、その後の人生においてとても重要になってくるというのです。 愛情をたっぷりと赤ちゃんの頃から注がれたら、きっとその愛情の連鎖は続いていくのではないだろうか？ 親子の絆を深められ悲しいニュースが無くなったらどんなにいいでしょう・・・。

「心」は、赤ちゃんの脳の発達とともに生まれるといいます。赤ちゃんは抱きしめられると安心感やぬくも りを感じ、そのぬくもりの中で、信頼関係を築いていきます。大人でも抱きしめられると安心するように、人間の皮膚は快・不快という感覚と密接な関係があり、無数の神経と結びついています。やさしい皮膚への 刺激は、ストレスを緩和し、心を落ち着かせ、内臓の働きにもよい影響を与えると医学博士の内藤寿七郎先生はいいます。
ベビーマッサージは情緒を安定させ、信頼関係を育てることにより人格形成の基盤ともなり、この基盤 はやがて人間社会に関わっていく際の、人との信頼をつくりだす事でしょう。

また、4人に1人が体験するという、出産後のマタニティーブルーにも、赤ちゃんに触れ合うことでベビーマ ッサージはとても良い効果を発揮してくれ、また赤ちゃんの様子が良くわかるようになり、赤ちゃんの要求にも対応 出来る事で育児への自信にも繋がります。

ベビーマッサージがもたらす、「触れ愛」は、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても、すばらしいものだと確信するとともに、子供たちが安心してすくすくと大きくなり、幸せに暮らせる社会でありますようＷａｇは応援いたします。